■さっぽろオータムフェスト2024のこと!
《食を通じて繋がる札幌の秋!”さっぽろオータムフェスト”が地域に与える影響》
2008年から始まった札幌の大通公園を会場とした食のイベント「さっぽろオータムフェスト」。秋を彩るイベントとしてすっかり定着しました!大通公園の7つのエリアに並ぶ屋台では、食欲をそそる北海道の味覚の数々が提供されています!このイベントは、単なる”食の祭典”にとどまらず、札幌や北海道の地域活性化に大きな役割を果たしていると思います。私も先日、視察を兼ねてお邪魔しましたのでその感想などを綴らせていただきます!
今年の会期は9/6(金)から29日(日)までの24日間です。イベントの概要や各エリアの詳細は公式サイトをご確認ください。
https://www.sapporo.travel/autumnfest
先ずは「オータムフェスト」について私なりに考察してみました。あくまでも個人の感想として捉えていただけると有り難いです。
- 経済効果:オータムフェストは、出店企業の売り上げ・認知度アップに貢献するだけでなく、道外やインバウンド観光客の誘致にも繋がり、地域経済全体の活性化に寄与している!
- 雇用創出:イベント期間中は多くのスタッフが雇用され、若者の雇用促進にも繋がっている!
- 地域との連携:北海道内の自治体や農家さん・漁師さんなどが直接出店することで、生産者と消費者の距離が縮まり、地方のお取り組みを発信する機会にもなっている!
- 観光客への影響:オータムフェストをきっかけに札幌を訪れる観光客が増え、市内の宿泊施設や商業施設の利用にも繋がっている!
私は今週2日間に分けて2つのエリアを散策して来ました。初日は「大通公園7丁目BAR」(大通公園/西7丁目)です。こちらの会場では札幌市内で飲食店や物販店などを運営されている企業様が多く出展されています。私のお取り組み先様である飲食店や自宅の近くにある物販店も出展されていますので、馴染みのお店を大きなイベントで見かけるのは凄く嬉しいです!
大通公園7丁目会場の出店者様!仲間の企業様も多数ご出店!
2日目は「さっぽろ大通りほっかいどう市場」(大通公園/西8丁目)です。こちらの会場では北海道内の各地域毎に地元の特産品を取り扱う屋台を出店されていました。私は生まれ故郷の”十勝エリア”を中心に実際に商品を購入して地元の味覚を満喫してきました!
「幕別町」の屋台で購入した、豚串!十勝牛カルビ串!牛サガリ串!ええ、私ひとりでいただきましたよ!
2日目の散策(視察!?)を終えて会場を後にしようとしたところ、偶然、出店されているお取り組み先の仲間に遭遇しました!短い時間の立ち話ですが、今回の出店について情報交換が出来ました。
今回はコロナ禍が落ち着いたタイミングでの開催ということもあり、お店の売上比率は圧倒的に夜の時間帯とのことです。その要因はやはりインバウンドの観光客が増えたからでした。インバウンドのお客様の客単価(お一人当たりが使う金額)が高いのは、円安の影響も少なからずあるかも知れませんね。
また、ご来店されるお客様が増えて売上や認知度がアップするというプラスの要素もあれば、今後のイベント運営や企業の出店計画において再考すべき課題もあるようです。そのひとつはやはり高騰する人件費だそうです。屋台で商品(お料理)を販売する上で、ご注文をいただいてからお渡しするまでの”提供時間”は顧客満足(また来店したいか?また食べたいか?誰かを紹介したいか?など)に大きく影響します。そのため出展者はより効率良く商品を提供する手段の一つとして、同時間帯に複数人のスタッフさんを雇用して調理などの作業に従事してもらう必要があります。アルバイトスタッフさんにお支払いする時給なども上がっていますので、収益を確保することが難しい企業様もあるようです。
(尚、この記述はあくまでも私がお話しした方からの情報を基に推察を含めたものですので、全ての出展者やイベント運営そのものに当てはまるものではありません)
「さっぽろオータムフェスト」は、”食”を通じて人々を繋ぎ、地域を活性化するとい重要な役割を担っていると思います。今後も更にこのイベントが、来場されるお客様と出展される企業様の双方にとって、期待値と満足度の高いイベントに発展することを願っています!
まだまだ会期は続きますので、後日また他のエリアも散策したいと思います。そのレポートもあらためてこちらのコラムで綴らせていただきます!